投資家の皆様へ

PTSでは取引所と同じ時間帯に活発な株取引が行われています

PTS(私設取引システム)とは、取引所以外で株式売買の付け合せをする場として所定の認可を受けた電子取引システムのことです。株取引において、金融商品取引法では、取引所と共にPTSも「市場」と定義されており、投資家は証券会社を通して市場に参加できます。証券会社が取引の相手となる相対取引とは異なります。

 

そもそも、証券会社がサービスや手数料率で競争するように、証券会社からの株式注文が集まる市場にも、競争を通じたより高い付加価値の創出が望まれます。市場間競争の結果、先進諸外国では、株式の日々の売買の15~50%程度(国によります)が上場取引所以外の場所でなされており、複数の市場が一つの大きなシステムとして証券会社や投資家により良い投資環境を提供しています。日本でも同じ理念のもと、チャイエックスなどのPTSと取引所が共により良い日本株式の市場を形成すべく切磋琢磨しています。

PTSでは取引所に比べてより良い価格、スピードでの取引の可能性があります

同じ銘柄でも市場間で気配の価格や厚みに差異がありますので、自身の注文をどの市場で取引するかというのは非常に重要となります。市場選択をする上で、「過去の流動性が高い市場で執行することがベスト」という一般認識は必ずしも妥当ではなく、機微に市場選択を実施していくことは投資パフォーマンスにも大きく影響を与えます。

気配値 参加者の取引形態や数が異なることで、同じ銘柄でも市場間で異なる気配値が形成されています。特に、チャイエックスPTSでは東証と異なる呼値が設けられており、投資家にとってより有利な価格での売買機会(コスト削減機会)が存在しています。2020年には、全体の8割の取引で東証最良気配比より良い価格での売買が実現(平均5.8bpsの価格改善率)しました。
板の厚み すぐに注文を成立させたい成行注文ではなく、今よりも高く(安く)売る(買う)指値注文を気長に待つという投資家にとっては、自身に競合する指値注文がより少ないPTSに指値することで、待っていた値段に相場が動いてきた時の約定スピードや可能性を高めることができます。

SORを通じてPTSに接続している証券会社の選択が投資家にとって大切です

上記の市場間の差異を考慮してベストな売買を実行することは、一人一人の投資家にとっては困難です。そこで、多くの証券会社では、既に機関投資家向けサービスとして、国内の様々な市場の状況を瞬時に判断し、最良価格を提示する市場に適切な注文回送を行うことができるシステムSOR(スマート・オーダー・ルーティング)を提供しています。

 

ところが、個人投資家に対してこのSORサービスを提供する会社は少数であり、また価格を見比べる市場の数が違うなど、サービスの違いもあります。私たちは、これからの株式取引では、市場間競争の果実を享受するために、市場選択のためのツールであるSORを装備しているかが証券会社選びに最も重要なことの一つであると考えます。チャイエックスの参加証券会社の中でも対応状況は異なりますので、最新の対応状況や予定は取引証券会社にお問い合わせください。

 

なお、チャイエックスは証券会社向けにSORを開発、提供しています。証券会社の最良執行方針に沿った多様な回送戦略へのカスタマイズも可能です。個人投資家向けSORを導入したい一方、開発コストがハードルだという証券会社にとっては、低コストかつ高性能なSORをご提案できます。